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【レビュー】やり抜く力 - GRIT

以前の記事では、人生の成功にはいわゆるIQに代表される頭の賢さである認知能力だけでなく、それ以外の非認知能力が大切であると言った話をしました。

 

非認知能力と言っても様々なものがあるわけですが、中でも気になっていたものが

テーマとなっている書籍を発見し、読んでみましたのでレビューします。

 

やり抜く力――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

やり抜く力――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

 

 それは、「やり抜く力」

好奇心旺盛で、すぐに他に興味が移ってしまう私には一番必要な能力かもしれません。

子は親に似ると言いますからこのままでは同じ過ちを犯してしまうと言うことで

しっかり読んでいきたいと思います。

成功の鍵は才能だけでは決まらない。

例えばフィギアスケートの羽生結弦や野球で活躍するイチローをみて、天才つまり生まれつきの違いだと思う方も多いでしょう。

しかし実際は想像もつかないような努力を積み重ねることであのパフォーマンスを発揮することができているは少し考えればわかると思います。

人は自分より優れている人を目の当たりにすると才能の違いだと思ってしまいます。

ドイツの哲学者ニーチェの言葉に、『人はあまりに完璧なものを見たときに「どうやったらああなれるのだろうか」とは考えず「あたかも魔法によって起こったのだ」と言わんばかりに熱狂してしまう。』と言うのがあるそうですがこの言葉からもわかるように人は才能を評価しがちです。

しかし実際はいくら才能があっても続ける力がなければ成功はしないのです。

確かに、才能はスキルの習得を人より早くしてくれるでしょう。

しかしそのスキルをどれだけ努力で磨き上げたかが成功までの達成の鍵なのです。

実際にアメリカの偉人が残した功績とIQの関係が描かれていますが、この偉人の方々確かに一般の方よりIQは高かったようですが、偉人たちの中で比較した残した功績の大きさとIQの高さは比例しませんでした。ある程度の才能は必要かもしれませんが、最後にものを言うのはどれだけ努力できたか、どれだけやり抜くことができたかなのです。

そこで気になるのが、自分のやり抜く力はどれくらいか。

この本では、情熱✖︎粘り強さでそれを表現しています。

ちなみに私は、情熱は平均よりかなり下。粘り強さは上でした。

※この場合の情熱は一つのことに熱中することを言います。

その通りです。ぐうの音も出ません笑

やり抜く力を自ら伸ばす方法

それではこのやり抜く力はどのように生まれてくるのでしょうか。

時として環境によって生まれることがあります。どれだけやっても治らなかったオムツトレーニングや遅刻のくせが環境が変わることで、つまりは周りがみんなトイレを使っている環境や、遅刻に厳しい上司・雇用主にぶち当たることで意識が改革され翌日からけろっとできるようになったりすることがあります。

実は、私自身あまり努力をするのが得意ではないので、意図的にそう言った場所に身を置くようにしていたりします。今までの人生で幾度も選択を迫られる場面はありましたが、その場合はあえて厳しい選択をするようにしていました。理由はまさにこの通りでやらざるを得ない環境を作り出すためです。

しかし、そんなことなく自ら生み出せる方がいいですよね。そのために必要なことそれは情熱です。しかし情熱は一筋縄では生まれません。情熱を生み出すためには、誰もが持っている関心を育てる必要があります。そりゃ好きにならないと努力はできませんよね。

親はそんな情熱のかけらを見逃さないように、子供の興味を観察し、拾ってあげる必要があります。そして拾い上げた情熱は練習によって成果に生まれ変わるのです。

この練習の仕方については、ポイントは3つ。1つは楽な練習は成果には繋がらない。

そして練習はルーチン化することですること自体が辛くなくなる。最後は目的を持つと言うことです。

 

やり抜く力を周りが伸ばしてやる方法

こう言った環境を作り出すには、課外活動が最適です。習い事や部活ですね。

野球ができても将来役に立つ人は少ないですが、あの部活特有の厳しい訓練を毎日ルーチンでやり続ける。こう言った経験がやり抜く力を育てるのですね。

企業が体育会系を優遇するのはこう言った理由からでしょう。

 

子育てブログですので、皆さんが気になるのはどうやって育てたらこのやり抜く力がつくのかだと思います。優しい親か、厳しい親か。子供にどう接するべきか悩まれる方も多いと思います。

ここでは子育ての4パターンとして「要求が厳しいかどうか」「支援を惜しまないかどうか」の軸で、「賢明な育て方」「寛容な育て方」「独裁的な育て方」「傲慢な育て方」に分類しています。

「高い期待」と「惜しみない支援」を組み合わせることが大切なのです。