我が家の子育てLAB

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【レビュー】学力の経済学

少し教育に興味のある親御さんたちは、色んな育児書を読み漁り、日々成長する我が子を天才じゃないかと思いながら、どうやったら才能が伸びるのだろうかと悩み続け、そしてまた育児書を読むのではないでしょうか。

 

しかし、その育児書って正しいことが書いてあるのでしょうか?

教育評論家と呼ばれる方々も、テレビで色々仰っておりますが正しいことを言われてるのでしょうか?そもそも数人いたら違うことを仰っておる気がします。

そう、子育てに正解はないのです。

 

ただし、前例はあります。

こういう育て方をすればこう育つ。といった傾向を見ることはできるのです。

 

前置きが長くなりましたが、人の家の教育とその後を統計的にまとめ、傾向をだしたのがこちらの本。

 

 

「学力」の経済学

「学力」の経済学

 

気になった内容をいくつか…。 

  1. 目の前のにんじん作戦を使おう。

「人間は目先の利益が大きく見える傾向がある」という性質をうまく利用しましょう。

ご褒美により勉強させることは否定されることが多いですが、勉強というものが将来的に役に立つといって諭すより、直近で貰えるご褒美の方がやる気になる。確かに、大人でも目先の欲につられて怠けてしまうことが多いから自己啓発本のように将来的なことを考えて行動しようといった内容が多くあるんですよね。子供に将来的にどうこういっても難しいのかもしれません。

ただし、注意点が書かれています。インセンティブはお金よりトロフィーのようなものであること、そしてご褒美はプロセスに対して与えることです。

 

また、親がよくやってしまうことに対する統計的な答えもありました。

・ゲームをやめさせても勉強の時間は増えない。

・褒めるなら「頭がいいね」より「よく頑張ったね」

・教育に投資をするなら幼児教育が最もリターンが高い。

 

   2. 学力以外に重要なことがある。

「幼児期におけるエリート校の教育は、幼児期のIQを向上させるが8歳までに差がなくなってしまう。しかし、社会的には将来成功する確率が高い。それは学力以外の非認知能力が関係している。」要するに「我慢する力」や「やり抜く力」、「意欲」といった類いのものですね。確かに社会に出て約10年になりますが、新入社員なんかを見ていると学力による差はあれど最終的にはこういった非認知能力が大切なことがよくわかります。

非認知能力を上げるのに必要なのは「しつけ」だそうです。親の皆さんがんばりましょう…。

 

他にも少人数教育は本当に効果があるのか。や良い先生はどうやって作り出したら良いのか。といった内容が書かれていました。

 

1歳の我が娘の将来を想うからこそ、なんとなくではなくしっかりと考えて子育てに望みたいですね。